2007年 01月 12日
新春浅草歌舞伎で、歌舞伎初め |
歌舞伎友達たちと雷門で待ち合わせ。浅草歌舞伎の出演者名を書いた招きや、「身替座禅」や「義経千本桜 すし屋」など、浅草歌舞伎の演目を描いた羽子板など、歌舞伎気分いっぱいの仲見世のお正月飾りに誘われて、そのまま浅草寺へお参りしてから、浅草公会堂へ向かいました。
新春浅草歌舞伎は、恒例お年玉ご挨拶から。
この日は勘太郎くんでした。ラッキー!
途中、舞台から降りて観客からの質問を受け付ける場面も。
「怪我はいかが?」の質問に、「リハビリをしてもう大丈夫です!」。「昼と夜と、奥方が違いますが、どんな感じ?」の質問には、「二人ともすごく愛してくれているので、花子のところに行かなくてもいいな、と思うんですけどね」と、微笑ましい答えをしてました。
義経千本桜 すし屋
愛之助さんの権太、七之助くんの弥助実は三位中将維盛、芝のぶちゃんのお里。
仁左衛門さんの権太は見たことがないのだけど、愛之助さんの権太は仁左衛門さんにそっくり! なんていい男なんでしょう。関西風の台詞回しや、そっと涙をぬぐうしぐさが印象的でした。
芝のぶちゃんのお里もかわいらしくてGood!でした。
身替座禅
勘太郎くんの右京に、獅童さんの奥方玉の井、七之助くんの太郎冠者。
この演目にはみんなわかすぎるんじゃないかなぁ…、固かったりして…? と思っていたのだけれど、いやいやどうして、楽しい一幕でした。特に勘太郎くんの右京! 軽妙で面白みもたっぷり。この子はやっぱり天才だ! 勘三郎さんの天才っぷりをしっかり受け継いでいる! と感心。味、深み、という点では勘三郎さんにまだまだ追いつかないけれど、とっても好感触の右京でした。
七之助くんの太郎冠者も、なかなか。
勘太郎くんを見ていると勘三郎さんがダブって見えてくるのに対して、七之助くんの太郎冠者には橋之助さんがダブってくる。兄弟でしっかり両親の血を受け継いでいるですねぇ。
獅童さんの玉の井も、なかなか。
ちょっと地がですぎ?という感もなきにしもあらずでしたが、旦那が好きで好きで、という女心もしっかり伝わってきました。
夜の部、愛之助さんの玉の井も見てみたくなっちゃいました。
しかし…。この話って、獅童さんが竹内結子さんから三行半を突きつけられたイキサツに通じるところが…。本人はどんな心境なんでしょ?
by chiharu-N413
| 2007-01-12 22:51
| 歌舞伎