2006年 12月 08日
十二月大歌舞伎 夜の部 |
八ヶ岳から戻って、歌舞伎座 十二月大歌舞伎 夜の部へ。
明日の朝早くから、神戸で取材があるので、今夜は最終の新幹線で大阪まで。お泊まりの荷物とPC持参で歌舞伎座へ行きました。
神霊矢口渡
作者の福内鬼外は、あの平賀源内のペンネーム。菊之助くん演じるお舟が素敵でした。前半は恋する乙女っぷりをウキウキと、後半は恋する女の執念をじっとりと見せてくれます。
江戸女草紙 出刃打お玉
こちらは池波正太郎が、女を主役に、というリクエストで書いたとか。菊五郎さん演じる岡場所の気のいい遊女お玉。実は出刃包丁投げの名人。28年の歳月を挟んで、28年分としを取る登場人物たち。遊女から女将になった時蔵さん演じるおろく、純朴な好青年だったのに、いやらしい中年侍になってしまった梅玉さん演じる正造。そして、下働きになってしまったお玉は、きっと気のいい人生を過ごしたからなんだろうなぁ……と、それぞれの28年間の来し方が見えてくるような設定がとっても面白かったです。
そうそう。色惚け坊主の田之助さんもチャーミングでした。
新歌舞伎十八番の内 紅葉狩
春鏡鏡獅子、藤娘に続き、海老蔵さん演じる女形舞踏。更科姫実は戸隠山の鬼女を演じます。
いやいや、きれいですねぇ。海老蔵さんの赤姫姿。キリッと引き締まって、ほれぼれ。
更科姫が徐々に本性を表していくあたり、後シテの鬼女になってからは、迫力満点でした。
侍女野菊は、海老蔵さんの妹、市川ぼたんさん。そんなの、ありなのね?
右近くんの山の神、腰元岩橋に亀蔵さん、平維茂に松緑さんと、見応えのある舞台でした。
……が、しかし。
最後まで見ていると、東京発21時18分の最終の新幹線に間に合いそうもないので、終演間際に後ろ髪ひかれながら退場しました。
明日の朝早くから、神戸で取材があるので、今夜は最終の新幹線で大阪まで。お泊まりの荷物とPC持参で歌舞伎座へ行きました。
神霊矢口渡
作者の福内鬼外は、あの平賀源内のペンネーム。菊之助くん演じるお舟が素敵でした。前半は恋する乙女っぷりをウキウキと、後半は恋する女の執念をじっとりと見せてくれます。
江戸女草紙 出刃打お玉
こちらは池波正太郎が、女を主役に、というリクエストで書いたとか。菊五郎さん演じる岡場所の気のいい遊女お玉。実は出刃包丁投げの名人。28年の歳月を挟んで、28年分としを取る登場人物たち。遊女から女将になった時蔵さん演じるおろく、純朴な好青年だったのに、いやらしい中年侍になってしまった梅玉さん演じる正造。そして、下働きになってしまったお玉は、きっと気のいい人生を過ごしたからなんだろうなぁ……と、それぞれの28年間の来し方が見えてくるような設定がとっても面白かったです。
そうそう。色惚け坊主の田之助さんもチャーミングでした。
新歌舞伎十八番の内 紅葉狩
春鏡鏡獅子、藤娘に続き、海老蔵さん演じる女形舞踏。更科姫実は戸隠山の鬼女を演じます。
いやいや、きれいですねぇ。海老蔵さんの赤姫姿。キリッと引き締まって、ほれぼれ。
更科姫が徐々に本性を表していくあたり、後シテの鬼女になってからは、迫力満点でした。
侍女野菊は、海老蔵さんの妹、市川ぼたんさん。そんなの、ありなのね?
右近くんの山の神、腰元岩橋に亀蔵さん、平維茂に松緑さんと、見応えのある舞台でした。
……が、しかし。
最後まで見ていると、東京発21時18分の最終の新幹線に間に合いそうもないので、終演間際に後ろ髪ひかれながら退場しました。
by chiharu-N413
| 2006-12-08 22:50
| 歌舞伎