2006年 10月 27日
三響會特別公演 -伝説と伝承- |
能の大鼓方亀井広忠さん、歌舞伎の囃子方田中傳左衛門さんと田中傳次郎さんの3兄弟が主宰する三響會。
歌舞伎で傳左衛門さんには注目度高かったものの、3兄弟だったことなど、全然知りませんでした。
息子がいないなら孫に継がせよう、というあたり、長い伝統のある世界の懐の深さを感じてしまいました。
まずは、囃子競演
傳左衛門さんの「一番太鼓」で幕を開けます。
回り舞台がグルリと回ると、今回特別出演の林英哲さんの「宴」。大太鼓ひとつでこんなに多彩な音が出せるなんて、驚きだし感激でした。
林英哲さんと傳次郎さん、笛の一噌幸弘さんの「めじは」から、「魔界転生」へ。
「魔界転生」は9月に見たばかりのだったので覚えのある曲。でも、囃子方が主役でじっくり聞いてみると、また違った感覚。三味線や尺八、箏も入って、壮大で幽玄な世界が広がります。
そして3兄弟と林英哲さん、一噌幸弘さんの「獅子」で幕を閉じます。
囃子の魅力、打楽器のおもしろさを存分に楽しめる一幕でした。
次は藤娘
七之助さんが演じます。華やかで、とっても可憐な藤娘でした。
藤娘の舞台には、巨大な藤の花房が垂れていますが、その花房にツと寄り添うところ、とってもはかなげで、藤娘って、藤の花の精なんだと、はじめて実感しました。
そして、歌舞伎の安達原 と 能の安達原
歌舞伎は亀治郎さんが老女岩手実は安達ヶ原の鬼女。
能は片山清司さんのシテ、アイを野村萬斎さんが演じます。
こうして同じ演目を、歌舞伎と能で同時に見られるなんて、めったにできない機会。
能には苦手感が強いのですが、こういった趣向があると、とってもおもしろい。
ほとんど同じストーリーで進んでいくのだけど、こんなに違うのね。
私はやっぱり……歌舞伎の方が好きかなぁ。わかりやすいし。
演目の最後、一面のすすきの原に、大きな三日月がぽっかり浮いている舞台の雰囲気、安達ヶ原の鬼女が、バタッと倒れるところ、最後の引っ込み方など、かっこいいんだもん!
ここのところ、NHK大河ドラマの収録が忙しいらしい亀治郎さん。
しばらくは舞台を拝見できないんでしょうね。ちょっと寂しい。
でも、来年の大河ドラマ「風林火山」は楽しみ。内野聖陽さんも大好きだし。
山梨県出身のくせに、武田信玄が好きじゃない私ですが、信玄好きになれるかも、と期待してます。
歌舞伎で傳左衛門さんには注目度高かったものの、3兄弟だったことなど、全然知りませんでした。
息子がいないなら孫に継がせよう、というあたり、長い伝統のある世界の懐の深さを感じてしまいました。
まずは、囃子競演
傳左衛門さんの「一番太鼓」で幕を開けます。
回り舞台がグルリと回ると、今回特別出演の林英哲さんの「宴」。大太鼓ひとつでこんなに多彩な音が出せるなんて、驚きだし感激でした。
林英哲さんと傳次郎さん、笛の一噌幸弘さんの「めじは」から、「魔界転生」へ。
「魔界転生」は9月に見たばかりのだったので覚えのある曲。でも、囃子方が主役でじっくり聞いてみると、また違った感覚。三味線や尺八、箏も入って、壮大で幽玄な世界が広がります。
そして3兄弟と林英哲さん、一噌幸弘さんの「獅子」で幕を閉じます。
囃子の魅力、打楽器のおもしろさを存分に楽しめる一幕でした。
次は藤娘
七之助さんが演じます。華やかで、とっても可憐な藤娘でした。
藤娘の舞台には、巨大な藤の花房が垂れていますが、その花房にツと寄り添うところ、とってもはかなげで、藤娘って、藤の花の精なんだと、はじめて実感しました。
そして、歌舞伎の安達原 と 能の安達原
歌舞伎は亀治郎さんが老女岩手実は安達ヶ原の鬼女。
能は片山清司さんのシテ、アイを野村萬斎さんが演じます。
こうして同じ演目を、歌舞伎と能で同時に見られるなんて、めったにできない機会。
能には苦手感が強いのですが、こういった趣向があると、とってもおもしろい。
ほとんど同じストーリーで進んでいくのだけど、こんなに違うのね。
私はやっぱり……歌舞伎の方が好きかなぁ。わかりやすいし。
演目の最後、一面のすすきの原に、大きな三日月がぽっかり浮いている舞台の雰囲気、安達ヶ原の鬼女が、バタッと倒れるところ、最後の引っ込み方など、かっこいいんだもん!
ここのところ、NHK大河ドラマの収録が忙しいらしい亀治郎さん。
しばらくは舞台を拝見できないんでしょうね。ちょっと寂しい。
でも、来年の大河ドラマ「風林火山」は楽しみ。内野聖陽さんも大好きだし。
山梨県出身のくせに、武田信玄が好きじゃない私ですが、信玄好きになれるかも、と期待してます。
by chiharu-N413
| 2006-10-27 23:11
| 歌舞伎