2009年 01月 26日
映画 「禅Zen」 を観る |
有楽町 シネカノン有楽町2丁目で、映画 禅Zen を観てきました。
この映画館、全席指定のため、15時45分の回を見ようと思ったら満席。18時30分のチケットを買ってから、銀ブラしました。人気なのね。
見終わった感想。正直、難しい……。
仏教用語多くて……。
人が死んで仏になるのではなく、生きている人の中にこそ仏はある。五欲を捨てて無になったときにこそ、自分の中にある仏が見える。
欲や煩悩を脱ぎ捨て、あるがまま、見えるがままを受け入れるために、ただ座る(座禅を組むこと)のみ。
それが道元のいう「只管打坐」(しかんたざ)なのだけど、「しかんたざ」と音を聞いただけでは、なんのことやらよく分からん。字幕が欲しかったかも。
道元を演じるのは、中村勘太郎くん。
似合ってます。多くを語らず、そっと人の心に寄り添うような道元。セリフはなくとも、その心のすがすがしさ、大きさが感じられる。うまいなぁ、と唸りました。
直線と直角だけで動くような、僧堂の中での禅僧の身のこなしも、さすが。
あのストイックな雰囲気がたまりません。ああ、私、やっぱりお坊さんが好きだわ、と思わせてくれました。
遊女から道元に帰依して出家する女性・おりんを内田有紀さん。
時の権力者であればこそ、数々の戦で犠牲となった人たちの怨霊に苦しむ鎌倉幕府執権 北条頼時を藤原達也さん。
道元の支持者で、永平寺建立のきっかけとなる、鎌倉幕府六波羅探題・波多野義重を勝村政信さん。
道元の弟子で、道元入滅後、曹洞宗二代目を継ぐ僧に村上淳さん。
……などなど、道元に関わる人たちは個性豊かです。
淡々と、静かに、大きくやさしい心で、そっと寄り添う。
道元その人のような映画でした。
「心の時代」と言われて久しい現代人に、何か大切なことを投げかけてくれる映画でした。
そう感じるからこそ、余計、惜しい。
禅の心をもう少し分かりやすく表現できなかったものか……。
道元が悟りを開いた瞬間に、蓮の花の上に座ってるビジュアルが出てきたり、座禅を組んでいる女の子の手の中に、道元がいる、みたいなチープな演出じゃなくってね(爆)。
この映画館、全席指定のため、15時45分の回を見ようと思ったら満席。18時30分のチケットを買ってから、銀ブラしました。人気なのね。
見終わった感想。正直、難しい……。
仏教用語多くて……。
人が死んで仏になるのではなく、生きている人の中にこそ仏はある。五欲を捨てて無になったときにこそ、自分の中にある仏が見える。
欲や煩悩を脱ぎ捨て、あるがまま、見えるがままを受け入れるために、ただ座る(座禅を組むこと)のみ。
それが道元のいう「只管打坐」(しかんたざ)なのだけど、「しかんたざ」と音を聞いただけでは、なんのことやらよく分からん。字幕が欲しかったかも。
道元を演じるのは、中村勘太郎くん。
似合ってます。多くを語らず、そっと人の心に寄り添うような道元。セリフはなくとも、その心のすがすがしさ、大きさが感じられる。うまいなぁ、と唸りました。
直線と直角だけで動くような、僧堂の中での禅僧の身のこなしも、さすが。
あのストイックな雰囲気がたまりません。ああ、私、やっぱりお坊さんが好きだわ、と思わせてくれました。
遊女から道元に帰依して出家する女性・おりんを内田有紀さん。
時の権力者であればこそ、数々の戦で犠牲となった人たちの怨霊に苦しむ鎌倉幕府執権 北条頼時を藤原達也さん。
道元の支持者で、永平寺建立のきっかけとなる、鎌倉幕府六波羅探題・波多野義重を勝村政信さん。
道元の弟子で、道元入滅後、曹洞宗二代目を継ぐ僧に村上淳さん。
……などなど、道元に関わる人たちは個性豊かです。
淡々と、静かに、大きくやさしい心で、そっと寄り添う。
道元その人のような映画でした。
「心の時代」と言われて久しい現代人に、何か大切なことを投げかけてくれる映画でした。
そう感じるからこそ、余計、惜しい。
禅の心をもう少し分かりやすく表現できなかったものか……。
道元が悟りを開いた瞬間に、蓮の花の上に座ってるビジュアルが出てきたり、座禅を組んでいる女の子の手の中に、道元がいる、みたいなチープな演出じゃなくってね(爆)。
by chiharu-N413
| 2009-01-26 14:33
| よもやま話