2008年 11月 25日
平成中村座 法界坊 千穐楽 |
平成中村座 隅田川続俤~法界坊~ 千穐楽。
とうとうこの日が来てしまいました。
毎日行くことはできなくても、あの場所にあの小屋が建っていて、今日も芝居をしている、と思うだけで、なんだか幸せな気分になれるのに。
そんな気持ちは、観客も、役者さんたち平成中村座の関係者も、浅草の人たちも同じだったのではないかな? この日がこなければいいと、みんな願っていたに違いない。
……それでも、千穐楽の幕は上がります。
いやいや、しかし。さすが千穐楽。役者さんたちのテンション高いこと! アドリブ満載、役者さんが一瞬素に戻っちゃうようなアクシデントもあって、爆笑のうちに物語は進んでいきます。 もちろん、観客の熱気も最高です。
そして、大喜利 双面。
それまで思いっきり足を崩していたのだけれど、ついつい正座して姿勢を正してしまいました。
写真は、「千穐楽観劇の幸運をご一緒する皆様へ。お疲れさまの気持ちと、再会を祈念する気持ちと、感謝を込めて、カーテンコールで一緒に振りましょう」のメモとともに、座席に置かれていた旗。
カーテンコールには、もちろん全員が立ち上がって、この旗を振りながら、大拍手。
2度目のカーテンコールの時、幕が上がると、あの、ドッカンと桜吹雪を振らせる大砲のようなマシンが、舞台の一番前に客席に向かって置かれていて、客席中に桜吹雪を降らせました。
写真に写っているピンク色の花びらがそれ。かき集めたわけじゃなく、受け止めようと差し出した手の中に入った分と、置いてあったバックの中に入っていた分だけで、これだけの量になりました。
その後、勘三郎さんから、「今日嬉しい手紙をもらいました」と、披露されたファンからの手紙。「平成中村座様参る 思い焦がるる身より」と、劇中に登場する付け文に寄せた、平成中村座へのラブレターでした。平成中村座という特別な空間への思いは、居合わせた観客全員が感じているもの。感動的でした。
そして、演出の串田さんをはじめ、出演者からの挨拶。
笹野高史さん、橋之助さん、千扇さん、弥十郎さん、亀蔵さん(番頭正八のさらなるレベルアップを約束しちゃったぞ)に続き、勘太郎くん、七之助くんも、歌女之丞さんや山左衛門さんも、後ろでじゃんけんしていた花四天の中から「じゃんけんで勝ったので大部屋代表で」という人(ごめんなさい、お名前を存じあげません!)も、そして下座音楽を担当している方からも、挨拶がありました。
そして、勘三郎さんから、「来年は名古屋で、その次は大阪住吉神社境内で2カ月公演をやって、その後は海外で、2012年には浅草で半年公演ぐらいやりたい」と発表が!
はあぁ、2012年かぁ。遠いなぁ。名古屋とか大阪とか、行っちゃう?
ともあれ……。名残惜しさと、来年、再来年、2012年への思いを残して、平成中村座の幕は下りたのでした。
帰る道々、友人たちと「歌舞伎座建て替えの間、中村座を常設すればいいのにね」と、話しあったもんです。たとえば……、團十郎さんの『暫』とか、玉三郎さんの『鷺娘』とか、あの空間でみてみたい!
とうとうこの日が来てしまいました。
毎日行くことはできなくても、あの場所にあの小屋が建っていて、今日も芝居をしている、と思うだけで、なんだか幸せな気分になれるのに。
そんな気持ちは、観客も、役者さんたち平成中村座の関係者も、浅草の人たちも同じだったのではないかな? この日がこなければいいと、みんな願っていたに違いない。
……それでも、千穐楽の幕は上がります。
いやいや、しかし。さすが千穐楽。役者さんたちのテンション高いこと! アドリブ満載、役者さんが一瞬素に戻っちゃうようなアクシデントもあって、爆笑のうちに物語は進んでいきます。 もちろん、観客の熱気も最高です。
そして、大喜利 双面。
それまで思いっきり足を崩していたのだけれど、ついつい正座して姿勢を正してしまいました。
カーテンコールには、もちろん全員が立ち上がって、この旗を振りながら、大拍手。
2度目のカーテンコールの時、幕が上がると、あの、ドッカンと桜吹雪を振らせる大砲のようなマシンが、舞台の一番前に客席に向かって置かれていて、客席中に桜吹雪を降らせました。
写真に写っているピンク色の花びらがそれ。かき集めたわけじゃなく、受け止めようと差し出した手の中に入った分と、置いてあったバックの中に入っていた分だけで、これだけの量になりました。
その後、勘三郎さんから、「今日嬉しい手紙をもらいました」と、披露されたファンからの手紙。「平成中村座様参る 思い焦がるる身より」と、劇中に登場する付け文に寄せた、平成中村座へのラブレターでした。平成中村座という特別な空間への思いは、居合わせた観客全員が感じているもの。感動的でした。
そして、演出の串田さんをはじめ、出演者からの挨拶。
笹野高史さん、橋之助さん、千扇さん、弥十郎さん、亀蔵さん(番頭正八のさらなるレベルアップを約束しちゃったぞ)に続き、勘太郎くん、七之助くんも、歌女之丞さんや山左衛門さんも、後ろでじゃんけんしていた花四天の中から「じゃんけんで勝ったので大部屋代表で」という人(ごめんなさい、お名前を存じあげません!)も、そして下座音楽を担当している方からも、挨拶がありました。
そして、勘三郎さんから、「来年は名古屋で、その次は大阪住吉神社境内で2カ月公演をやって、その後は海外で、2012年には浅草で半年公演ぐらいやりたい」と発表が!
はあぁ、2012年かぁ。遠いなぁ。名古屋とか大阪とか、行っちゃう?
ともあれ……。名残惜しさと、来年、再来年、2012年への思いを残して、平成中村座の幕は下りたのでした。
帰る道々、友人たちと「歌舞伎座建て替えの間、中村座を常設すればいいのにね」と、話しあったもんです。たとえば……、團十郎さんの『暫』とか、玉三郎さんの『鷺娘』とか、あの空間でみてみたい!
by chiharu-N413
| 2008-11-25 15:22
| 歌舞伎