2006年 08月 04日
亀ちゃんの魅力爆発! 亀治郎の会 |
行ってきました。亀治郎の会。 楽しかった~。
何が楽しかったかって、舞台はもちろん、プログラムも、女性誌の車内吊り風プログラムの広告(右下の写真です)まで、ものすご~く凝ってて、しかもユーモアを感じちゃう。凝っているんだけど、自主公演の手作り感が伝わってきて、亀ちゃんがとっても身近な人に感じられるのでした。
なかでもプログラムがとってもGood。 A5サイズ140ページ、ボリュームのあるマット紙。
(歌舞伎のプログラムってアート紙系が多いので、マット紙に印刷された写真の質感が新鮮でした)
演目の筋書きや見どころ解説、演目の衣裳を着た亀ちゃんの写真がいっぱい入っているのはもちろん、三谷幸喜さん、従兄弟の香川照之さん、来年の大河ドラマ「風林火山」で共演する内野聖陽さん……などからのコメントあり、ジャズピアニスト小曽根真さんとの対談あり、そして6月に海老蔵さんとともに訪れ、絶賛を浴びたロンドン・アムステルダム公演の旅日記ありと、とっても盛りだくさん。読み物としてじっくり読み入ってしまう内容でした。
(中でも三谷幸喜さんのPARCO歌舞伎・釘踏み秘話と、内野聖陽さんの「俺は貴様を知らん」発言が爆笑ものでした)
そして、演目。奥州安達原 環宮明御殿の場
亀治郎さんは袖萩と桂中納言実は安倍貞任の二役。
いかんともしがたい親子の情の哀しさあり、歌舞伎の様式美あり。2時間という長丁場を感じさせない濃密な舞台でした。
そうそう。八幡太郎義家は愛之助さん。いつ見てもきれいですねぇ。しかも、仁左衛門さんに生き写し。血がつながっていないとは思えないんですけど……。
天下る傾城
江戸末期の文化年間に初演されて以来途絶えていた舞踏を復活させたのだそう。作調は小鼓の田中傳左衛門さんです。
(傳左衛門さん、先週山梨にいたのに。彼も引っ張りだこなんでしょね)
傾城(つまり花魁ね)姿で踊る姿が夢のように艶やか。後半は赤いたてがみを付けた獅子になって、勇壮な毛ぶりで幕を閉じます。とっても見応えのある舞踊でした。
亀ちゃんったら、途中顔がニヤケてなかったか? きっと楽しくて、嬉しかったんでしょうね。今日の舞台。
by chiharu-N413
| 2006-08-04 23:06
| 歌舞伎