2006年 07月 07日
行って来ました 勘三郎襲名披露 芝居小屋公演at康楽館 |
だって、芝居小屋公演にどうしても行きたかったんだもん。
康楽館は明治43年建築の、和洋折衷の芝居小屋。現存する日本最古の小屋だそうです。
このあたりはかつて鉱山で栄えた町で、鉱山で働く人の娯楽施設としてできたとか。
康楽館のある小坂町は秋田県と青森県の県境近くの山の中。新幹線で盛岡まで行き、レンタカーで100km余り走ってようやくたどり着きました。
小屋の内部はこんな感じ。キャパは607名と小ぢんまりとした大きさ。座席はもちろん座布団ですが、天井がなんとなく洋風で大正ロマンな雰囲気です。
2階の両サイドには板戸がついていて、開けてあると外の緑がまぶしいし、おいしい空気が入ってきて気持ちよいのですが、芝居の上演中は締め切って暗くします。
でも、明治時代につくった芝居小屋には、エアコンがないんですね。締め切った小屋の中に満員御礼のお客さんがぎっしり入っていると、ものすごく暑くなる。サマーウールの着物で行ってしまった私は、上演中ずっと扇子であおぎっぱなし。次の日には右腕が筋肉痛になってしまいました。
が、しかし。やっぱり雰囲気は抜群です。歌舞伎座なんかで見るのとは違って、お客さんも歌舞伎をいろんな意味で楽しんでおられる模様。東京ではできない観劇体験となりました。
こちらは駐車場にとまっていたトラック。こんなトラックで移動してるんですね。高速でこのトラックが連なっているのを見つけたら、嬉しいだろうなぁ。
この日の私。夜の部で「義経千本桜 権太編」だったので、この着物にしてみました。帯はリバーシブルの半幅帯。文庫+お太鼓の変わり結びにしています。
盛岡までは新幹線、その後はこのいでたちにサングラスで車を運転して行ったので、お尻の皺はご勘弁を。
一緒に行った友人Nと友人Mも着物姿。着物姿が3人で高速道路のパーキングエリアをうろついてる図って、なかなか目をひいてしまったようです。
康楽館でも着物姿は少なくて、スタッフの方に声をかけられたり。「東京から来ました」と言ったら「追っかけですか?」って。まあ、近いものはあるかも。
by chiharu-N413
| 2006-07-07 20:46
| 歌舞伎