2011年 11月 24日
劇景、激情のナイロビ |
現地時間の午前6時、ナイロビ着。
空港の関税で、「書類に不備がある」などと偽って、お金を巻き上げる事件が多発しているという、旅行会社からの注意があったので、ドキドキしながら手続きするも、何事もなくあっさりパス。
乗り換えがあっただけに心配だった荷物も無事に出てきた。一安心。
現地の日本語ガイドの出迎えを受ける。「アイザックです」と明るく元気に握手。
おお、アイザック!! と嬉しくなる。
だって!! の理由は、後ほど。カレン・ブリクセン博物館で。
車に乗り込んで、空港を出たとたん、左手の草原にキリンがぁ!!
実は空港の隣はナイロビ国立公園という動物保護区。いるんですよ。野生動物が普通に。
ああ、ここはアフリカなんだ、ケニアなんだと、感激したのでした。
まずは「カレン・ブリクセン博物館」を目指します。
カレン・ブリクセンとは、映画「愛と哀しみの果て」の主人公にして原作者。
彼女はケニアで18年間過ごした後、故郷のデンマークに帰って作家に転身。アイザック・ディネーセンのペンネームで文壇デビューを果たしたのでした。(そう。アイザックの名前に興奮したのは、このせい)。
ケニアでの18年間をつづった自叙伝的な作品が「Out Of Africa」なのです。
この博物館はカレンが実際に住んでいた家で、映画のロケも行われた場所。
映画の世界がそのまま残っている、と知って、ツアーには入っていなかったのに、「どうしても行きたい」と、旅行会社にわがまま言ってアレンジしてもらったのです。 これがその建物。ああ、映画の中そのものだ、と、感激のあまり無口になる……。
館内は撮影禁止なのだけど、ベッドルームやダイニングなど、ここも映画で確かに見た感じ。
意外な狭さだったので、実際の撮影はセットでしたのかもしれないけど……。
カレンや夫のブロル、恋人のデニス・ハットンなどの写真も展示。実物のカレンの美しさにビックリでした。はっきり言ってメリル・ストリープより綺麗かも。執事のファラは、映画で演じた役者さんにそっくりで、そこもびっくり。
カレンが夫が留守か在宅かをデニスに知らせるために使っていたランプまでありました。
建物内を見た後は、コーヒー豆の出荷作業をしていた作業場へ。うんうん。映画にもこんな機械出てきたよね、と思いながら機械を覗き込んだから、そこには小さな動物が隠れていた(右上の写真)。名前を教えてもらったのだけど、忘れちゃいました。あしからず。
右下の写真はコーヒーの木。コーヒー畑はなくなっているのだけど、敷地内に何本かコーヒーの木を植えている模様です。
「Out Of Africa」の世界をたっぷりと堪能した後は、ジラフ・センターへ。 ここは親を亡くしたキリンを保護していて、キリンに餌を食べさせたり、なでたりできるので人気のスポット。
あいにく雨が降ってきてしまった森にたたずむキリンが遠目に見えます スタッフが呼ぶと、まだ若そうなキリンが1頭だけ、近寄ってきてくれました。で、餌をあげるあげる……。
ペレット状の餌を口にくわえていると、キリンとキスできるよ、とスタッフが激しくすすめながらお手本を見せてくれる。いやいや、キリンとキスって……と、尻込みしたのだけれど、思い切ってやっちゃいましたよ。キリンとキス。
キリンの舌って紫色で超長くて、涎が糸ひいて……。う、ごめんなさい。ちょっとキモかったです。 この場所がどうなっているかというと、こんな感じです。
ここにはジラフ・マナーというホテルがあって、ホテルの部屋の窓からキリンに餌をあげる、という贅沢な体験ができるので有名。が、しかし。1泊1000ドルするそうで、なかなか泊まれそうもありません。
この後は、ナイロビ中心部に戻って昼食。
アイザックの案内で、地元のビジネスマンに人気のレストランへ行きました。 肉や魚を焼いたり揚げたりした後に煮込んだ料理が定番。ウガリというトウモロコシの粉を蒸したものを手で団子状に握りながら、料理につけて食べるのがケニアスタイル。
あ、料理は手で食べます。なので、レストランの手洗い場が立派なこと。ケニア人どんだけ清潔好きなんだ、と最初びっくりしたのだけど、手で食べると聞いて、納得です。
私たちも手で食べるスタイルに挑戦したのだけれど、やっぱりニッポン人的には抵抗があり、スプーンとフォークをいただいちゃいました。
食後には、アイザックの案内でナイロビ中心街をブラブラ散策。
こうやって、真っ昼間に地元の人に案内してもらう分には安心なのだけど、ナイロビはやっぱり治安が最悪なのだそうで……。
ホテルはもちろん、レストランもスーパーマーケットにも、入り口には自動小銃を肩にかけたガードマンと、金属探知機を持った警備員がいて、厳重なボディーチェックを受けないと中に入れません。危ない目にあった訳じゃないけど、そういう厳重なガードが必要な状況だというなによりの証拠でしょう。
観光の途中にも、見渡す限りのスラム街を目にしたし。
ガイドブックが言うように、一人歩きは止めた方がよさそうです。
日本人、というか、黒人じゃない、というだけで、恐ろしく目立ってしまうし。
というわけで、ホテルにチェックインした後は、ホテルから1歩も出ずに大人しくしてました。
だって、ここのホテル、部屋の窓からスラムが見えるんだもん!
空港の関税で、「書類に不備がある」などと偽って、お金を巻き上げる事件が多発しているという、旅行会社からの注意があったので、ドキドキしながら手続きするも、何事もなくあっさりパス。
乗り換えがあっただけに心配だった荷物も無事に出てきた。一安心。
現地の日本語ガイドの出迎えを受ける。「アイザックです」と明るく元気に握手。
おお、アイザック!! と嬉しくなる。
だって!! の理由は、後ほど。カレン・ブリクセン博物館で。
車に乗り込んで、空港を出たとたん、左手の草原にキリンがぁ!!
実は空港の隣はナイロビ国立公園という動物保護区。いるんですよ。野生動物が普通に。
ああ、ここはアフリカなんだ、ケニアなんだと、感激したのでした。
まずは「カレン・ブリクセン博物館」を目指します。
カレン・ブリクセンとは、映画「愛と哀しみの果て」の主人公にして原作者。
彼女はケニアで18年間過ごした後、故郷のデンマークに帰って作家に転身。アイザック・ディネーセンのペンネームで文壇デビューを果たしたのでした。(そう。アイザックの名前に興奮したのは、このせい)。
ケニアでの18年間をつづった自叙伝的な作品が「Out Of Africa」なのです。
この博物館はカレンが実際に住んでいた家で、映画のロケも行われた場所。
映画の世界がそのまま残っている、と知って、ツアーには入っていなかったのに、「どうしても行きたい」と、旅行会社にわがまま言ってアレンジしてもらったのです。
館内は撮影禁止なのだけど、ベッドルームやダイニングなど、ここも映画で確かに見た感じ。
意外な狭さだったので、実際の撮影はセットでしたのかもしれないけど……。
カレンや夫のブロル、恋人のデニス・ハットンなどの写真も展示。実物のカレンの美しさにビックリでした。はっきり言ってメリル・ストリープより綺麗かも。執事のファラは、映画で演じた役者さんにそっくりで、そこもびっくり。
カレンが夫が留守か在宅かをデニスに知らせるために使っていたランプまでありました。
右下の写真はコーヒーの木。コーヒー畑はなくなっているのだけど、敷地内に何本かコーヒーの木を植えている模様です。
「Out Of Africa」の世界をたっぷりと堪能した後は、ジラフ・センターへ。
あいにく雨が降ってきてしまった森にたたずむキリンが遠目に見えます
ペレット状の餌を口にくわえていると、キリンとキスできるよ、とスタッフが激しくすすめながらお手本を見せてくれる。いやいや、キリンとキスって……と、尻込みしたのだけれど、思い切ってやっちゃいましたよ。キリンとキス。
キリンの舌って紫色で超長くて、涎が糸ひいて……。う、ごめんなさい。ちょっとキモかったです。
ここにはジラフ・マナーというホテルがあって、ホテルの部屋の窓からキリンに餌をあげる、という贅沢な体験ができるので有名。が、しかし。1泊1000ドルするそうで、なかなか泊まれそうもありません。
この後は、ナイロビ中心部に戻って昼食。
アイザックの案内で、地元のビジネスマンに人気のレストランへ行きました。
あ、料理は手で食べます。なので、レストランの手洗い場が立派なこと。ケニア人どんだけ清潔好きなんだ、と最初びっくりしたのだけど、手で食べると聞いて、納得です。
私たちも手で食べるスタイルに挑戦したのだけれど、やっぱりニッポン人的には抵抗があり、スプーンとフォークをいただいちゃいました。
食後には、アイザックの案内でナイロビ中心街をブラブラ散策。
こうやって、真っ昼間に地元の人に案内してもらう分には安心なのだけど、ナイロビはやっぱり治安が最悪なのだそうで……。
ホテルはもちろん、レストランもスーパーマーケットにも、入り口には自動小銃を肩にかけたガードマンと、金属探知機を持った警備員がいて、厳重なボディーチェックを受けないと中に入れません。危ない目にあった訳じゃないけど、そういう厳重なガードが必要な状況だというなによりの証拠でしょう。
観光の途中にも、見渡す限りのスラム街を目にしたし。
ガイドブックが言うように、一人歩きは止めた方がよさそうです。
日本人、というか、黒人じゃない、というだけで、恐ろしく目立ってしまうし。
というわけで、ホテルにチェックインした後は、ホテルから1歩も出ずに大人しくしてました。
だって、ここのホテル、部屋の窓からスラムが見えるんだもん!
by chiharu-N413
| 2011-11-24 23:47
| 旅