2010年 06月 26日
コクーン歌舞伎 佐倉義民傳 前楽 |
初日は2階バルコニー席からだったのだけど、やっぱり一度は平場席!ということで、今日は6列目通路脇。「荷物が汚れるのでお使いください」と、ビニールシートが置いてあった。コクーンはこうじゃなきゃ!
今回も、かわいいのに芸達者な子供たちに泣かされ、フィナーレに圧倒されました。
ラップの力って、すごいな、と思う。ラップって、百姓たちの心の叫びがルーツなんじゃないかと、本気で信じられそう。
は・走れ 宗吾 ひた走れ
思い知れ 宗吾 思い知れ
このフレーズがしばらく頭をグルグル回り、1000年後につながる一本の道を思う。
きっと、批判もされているのだろうけど、この佐倉義民傳、何か歌舞伎が一歩違った世界に昇華されたような気がする。
「昇華」というのはちょっと違うのかな?
明治の時代、芸術に祭り上げられた歌舞伎を、庶民の肌感覚に引きずり下ろそうとする試みが、勘三郎歌舞伎なんだろうなと、ずっと思っているのだけれど、この佐倉義民傳は、確かに現代人の肌感覚にピリピリと来る気がした。
そういう意味では「降華」なのかも。
コクーンが終わると、今度は松本歌舞伎です。
今回もたくさんの市民キャストが参加するそうで、チケット取っておけばよかったとちょっと後悔しています。
あ~、面白かった!
by chiharu-N413
| 2010-06-26 23:15
| 歌舞伎