2009年 03月 12日
三月大歌舞伎 元禄忠臣蔵 昼の部 |
今月の歌舞伎座は真山青果の新歌舞伎 元禄忠臣蔵の通し狂言です。見得がない、ツケもない、踊りも三味線もない。いつもとは違う空気が漂っています。
新歌舞伎ということで、古典の代表格 仮名手本忠臣蔵とも、だいぶ違った趣。
で、やっぱり現代人には、新歌舞伎の方が共感できるところがたくさんあるわけです。
「仙石屋敷」の尋問で、「これは遺恨による仇討ちではなく、吉良を討ち果たせなかった主君にかわって討ったのだ」ということろや、あくまでも幕府の裁きを待つ、という姿勢、世間の仇討ちへの期待の高まりに踊らされることなく、信念を貫く大石内蔵助の姿、などが印象に残りました。
夜の部は、南部坂雪の別れ 仙石屋敷 大石最後の一日
大石内蔵助を、團十郎さん、仁左衛門さん、幸四郎さんがそれぞれ勤めます。
写真のポスターがメチャメチャかっこいい。
一つの役を一度に3人が勤めるというのも、珍しい趣向。三人それぞれ、懐の内を控えた演技の中に表現する、奥の深い内蔵助でした。
個人的な好みでいえば……、やっぱ仁左衛門さん、なのだけど。
團十郎さんの舞台を拝見するのは、病気から復帰後初めて。お元気そうでなにより、嬉しい姿でした。
新歌舞伎ということで、古典の代表格 仮名手本忠臣蔵とも、だいぶ違った趣。
で、やっぱり現代人には、新歌舞伎の方が共感できるところがたくさんあるわけです。
「仙石屋敷」の尋問で、「これは遺恨による仇討ちではなく、吉良を討ち果たせなかった主君にかわって討ったのだ」ということろや、あくまでも幕府の裁きを待つ、という姿勢、世間の仇討ちへの期待の高まりに踊らされることなく、信念を貫く大石内蔵助の姿、などが印象に残りました。
夜の部は、南部坂雪の別れ 仙石屋敷 大石最後の一日
大石内蔵助を、團十郎さん、仁左衛門さん、幸四郎さんがそれぞれ勤めます。
写真のポスターがメチャメチャかっこいい。
一つの役を一度に3人が勤めるというのも、珍しい趣向。三人それぞれ、懐の内を控えた演技の中に表現する、奥の深い内蔵助でした。
個人的な好みでいえば……、やっぱ仁左衛門さん、なのだけど。
團十郎さんの舞台を拝見するのは、病気から復帰後初めて。お元気そうでなにより、嬉しい姿でした。
by chiharu-N413
| 2009-03-12 12:12
| 歌舞伎